当時リアルタイムでテレビのニュースを見ていた僕は、寝ている兄を起こしテレビを見るよう促しました。
「世界が全く別のものに変わってしまうのではないか?」
という思いでテレビを見ていたことを、今でもはっきりと覚えています。
ハイジャックされた航空機2機がニューヨークのワールドトレードセンターに相次いで衝突し、ビルは倒壊。ペンタンゴンにも別の機体が突っ込みました。日本人24人を含む2,977人が命を落とした史上最悪のテロでした。
事件を機に、国家対国家の戦争の時代が明確に終わり、テロとの戦いの時代に突入します。主犯のテロ組織「アルカイダ」に協力したとみなされたアフガニスタン、イラクが具体的な標的とされ、アフガニスタン戦争でタリバン、イラク戦争でフセイン政権が打倒され、米主導で民主政権が樹立されました。
しかし、アメリカの覇権に陰りが見える昨今、アフガニスタンではタリバンが復権を果たしています。努力も水の泡ということなのでしょうか。
9.11テロには陰謀論もつきまとっています。事件の日、ユダヤ系の職員のほとんどが休みをもらっていたとか、アメリカ政府がビン・ラディンを逃がしたとか、自作自演ではなかったのかという説です。真珠湾攻撃と同じ構図ですね。
戦争が起きると巨額のマネーが必要となり、国際金融資本が儲かります。これらがアメリカ政府を操り、冷戦後の戦争のない時代にわざと戦争をする理由をつくるため、テロを自作自演したのではないかと。
真相は分かりませんが、アメリカは周期的に戦争をしているようにも見えます。戦争をする理由が無いなら、自らつくるということでしょうか。
そして、これから世界はどうなるのか?
この点については、中国という存在が欠かせないでしょう。もし陰謀論が正しければ、アメリカは中国との間で紛争を抱え、いつか戦争を起こすかもしれません。
テロとの戦いの時代から、再び国家対国家の戦争の時代が来るかもしれません。
その間に挟まれた日本はどうするべきか?平和ボケもそこそこに、真剣に未来の話をしなければならない時に、私たちは来ているのかもしれません。