総裁選の候補が出揃い論戦がスタートしました。
岸田、河野、高市氏の戦いになりそうですが、河野氏が際立っているのが現内閣で力を入れてきたエネルギー政策です。
エネルギー基本計画では、2050年のカーボンニュートラルのために、河野氏と小泉氏のゴリ押しで再生可能エネルギーを最優先とすることが決まりましたが、高市氏は電力の安定供給を重視し、エネルギー基本計画を修正する意向を示しています。
論点は、再生可能エネルギーで脱炭素化するのか、原発で脱炭素化するのかの争いのようで、二酸化炭素の削減が必要という前提は変わらないようです。
IPCCの第6次報告書は、産業革命以来の気温上昇を、人類の活動に起因するものと断定していますが、根強い反論もあります。
今は脱炭素化に向けて世界が動いていますが、果たしてこれが世界の潮流として継続していくかどうか、個人的には疑問を持っています。
高効率の火力発電所をつくる技術が日本にはあるのに、これを捨てて脱炭素化の流れに前のめりになるのには反対です。ましてや、再生可能エネルギー最優先というのは大反対です。
この論点は国民生活の未来を決めるほど大きなもの。これだけでも、河野氏は総裁として相応しくないと思われます。
高市氏には原発だけでなく、火力発電の技術にも注目してバランスの取れたエネルギー政策を実現することを望みます。
岸田氏はステークホルダー資本主義とか言ってる時点で河野氏とだいたい同じ結論になりそうなので、これもダメですね。
高市氏に期待するしかないようです。