みんな既に忘れてしまっているかもしれませんが、中国恒大集団の利払いは続いています。次の返済期限は12月6日とのこと。
◎ニュース記事
◎ニュースのポイント
経営危機に陥っている中国恒大集団の創業者である許家印氏が、保有する同社株の9%相当を約390億円で売却。
恒大は6日が期日だった子会社のドル建て社債の利息約94億円が未払いとなっており、猶予が切れる来月6日までに払えなければデフォルトとなる。
中国当局は許氏に対し、私財を提供して社債の利払いや、中断している住宅工事の再開などに取り組むよう求めたとされる。
◎コメント:確実にデフォルトすると予想
相場は「まだ大丈夫」と皆が考えている時に暴落します。恒大集団も皆が「まだ大丈夫」と思っている時にデフォルトするでしょう。
自家用ジェットを売ったり、EV部門を売ったり、建設中のサッカー場が資金不足で政府の管理下に置かれたりと、中国恒大は既に死に体です。
感覚が麻痺しているかもしれませんが、僕はデフォルトすると予想しています。
また、デフォルトしても中国政府が救済すると期待している方々もいるようですが、そんなこと期待しない方がよいでしょう。
それから、恒大集団がデフォルトしても世界経済に大きな影響はないという著名投資家もいますが、ポジショントークかもしれないので信用しない方がよいです。ジョージ・ソロスは中国への投資はやめろと警告を発していますし。
歴史決議を行った中国は以前の中国とは違うと僕は考えています。世界の覇権を獲りに行く中国が、古いビジネスモデルを守る必要性はないのでは。
Xデーは、皆が「大丈夫」と思ったとき、突然来ると予想します。