【結局】日本上空にも気球が！自衛隊が撃墜する可能性はかなり低い

　アメリカ、カナダ上空で撃墜された中国のものと思われる気球ですが、過去に日本でも観測されていたことが分かりました。

　次飛行してきたら、自衛隊は撃墜するのか？できるのか？

　政府は米軍が撃墜した中国の偵察気球を巡り、米国の分析を踏まえて日本上空での飛行例の調査を急ぐ。2020〜22年に似た物体を東北や九州で確認している。

　浜田靖一防衛相は10日の記者会見で、九州西方の公海上空で22年1月に「所属不明の類似の気球」を見つけたと話した。「警戒監視活動に従事している哨戒機が確認した」と述べた。

　20、21両年には東北上空で「飛行物体」が目撃されたと言及した。

　ネットニュースの見解を要約すると、次のような感じです。

　自衛隊法は領空侵犯した航空機などに対し、強制着陸や退去をさせるため必要な措置が取れるし、緊急避難や正当防衛に該当する場合は武器使用も可能。

　通常は領空外側の防空識別圏で進路変更を求め、従わず領空に侵入すれば警告射撃など強制的な措置を取るという流れで対応するそうで、相手が無人でも同様の手順。

　過去に自衛隊が領空侵犯で対象を撃墜した例はなく、20年6月に今回と似た物体が確認された際、当時の河野太郎防衛相は「安全保障に影響はない」とし、自衛隊はレーダーで監視したが撃墜などの対応は取らなかった。

　気球は戦闘機の巡航高度よりかなり高い所を飛んでおり、速度差も大きいため、対応には高度な技術や特別な装備が求められる。

　気球に対して緊急避難や正当防衛が成立するのか。ハードルは高い。

　外交情勢にも左右される。政治的な判断が不可欠だ。　

　つまり、親中派議員の多い日本では、気球が上空で偵察していても撃墜することはかなり難しいってことですね。

令和情報局