富山県射水市の職員が自分の戸籍謄本を偽造して行使した事案、何に使おうとしたのか謎ですね。でも、こんな人が犯罪に関わっていたとしたら、けっこう恐ろしいです。
◎ニュース記事
◎ニュースのポイント
射水市は24日、自身の戸籍謄本を偽造したとして、財務管理部の主任(38)を9日付で懲戒免職処分にしたと発表した。9日に有印公文書偽造・同行使の容疑で射水署に告発状を提出し、同署は21日までに同容疑で富山地検に書類送検した。市によると、職員の懲戒免職処分は2005年の市発足以来初めてとなる。
市によると、主任は昨年10月、庁舎内にあった戸籍などを印刷する用紙を不正に持ち出し、自席の業務用パソコンで自分の情報を偽った戸籍謄本1通と届け出が受理された証明書1通を作成し、知人に手渡した。
市は知人から1月26日に通報を受けて事態を把握。同26、27日に主任から事情を聴いたところ、「市に対して迷惑を掛けた」と事実関係を認めた。業務時間外に書類を作成しており、上司ら他の職員が気付くことはなかったという。
24日に小塚悟企画管理部長らが会見して陳謝した。主任や知人の性別、偽った情報の内容、動機については捜査に関わるなどとして公表しなかった。夏野元志市長は「職員が悪質な行為を行ったことは許しがたく、市政に対する信頼を大きく損ねた。法令遵守と綱紀粛正の徹底を図る」とのコメントを出した。
◇市長コメント
本市職員が庁舎内から偽造防止用紙を不正に持ち出した上、職場内の業務用パソコン等を用いて、本人の戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)等を偽造し、私的に行使するという有印公文書偽造及び同行使に当たる事案を確認したことから、去る2月9日、射水警察署へ告発状を提出するとともに、同日付で当該職員に対し懲戒免職処分を行いました。
本市職員がこのような悪質な行為を行ったことは許しがたく、市職員全体の信用を失墜させ、市政に対する市民の皆様の信頼を大きく損ねたことを深くお詫びいたします。
今回の事案を厳粛に受け止め、今一度、職員一人ひとりが公務員としての自覚を強く持ち、より一層、法令順守及び綱紀粛正の徹底を図り、市民の皆様の信頼回復に努めてまいります。
令和5年2月24日
射水市長 夏野 元志