長野県中野市で起きた前代未聞の殺人事件。青木容疑者は「悪口を言われたと思った」と供述しているようですが、都会に住む人間には分からない、田舎の事情が背景にあるのかもしれません。
◎ニュース記事
◎ニュースのポイント
長野県中野市江部で25日夕に発生した猟銃発砲・立てこもり事件で、新たに女性1人の死亡が26日に確認され、犠牲者は警察官2人を含む計4人となった。
青木容疑者は死亡した一般人女性2人について「悪口を言われていると思い、殺してやろうと考えた」と供述しており、県警は一方的に恨みを募らせた末、凶器を準備し、計画的に2人を狙った疑いがあるとみている。
捜査関係者によると、村上さんと竹内さんがまず、サバイバルナイフのような刃物で襲われ、その現場に駆けつけた玉井さんと池内さんが猟銃で撃たれたとみられる。村上さんと竹内さんはウォーキング仲間で、毎日夕方に現場周辺を歩いていたといい、容疑者宅前もよく通るコースだった。県警は、青木容疑者が談笑しながら自宅前を通る2人にバカにされたと思い込み、恨みを募らせた疑いが強いとみて動機の解明を進める。
県警などによると、青木容疑者は散弾銃など4丁の所持許可を県公安委員会から受けていた。小山巌・県警本部長は26日に記者会見を開き、「被害に遭って亡くなった方に哀悼の意を表す。警察官2人が殉職したことは痛恨の極みだ」などと述べた。事件を受け、中野市は市立中学校の体育館に避難所を設置。現場周辺の住民約90人が一時避難するなど大きな影響が出た。
◇ホリエモンが分析
ホリエモンが、この事件の背景には「田舎の長男」という特殊な社会状況が関係しているのではないかと分析しています。結構納得ですね。
◇田舎の長男、農業という呪い
昭和初期なら当然だったのかもしれませんが、長男は家を継がなければならないという呪縛が、田舎では今でも色濃く残っていると思われます。
しかも農業って、結構きついかもしれません。先祖代々の土地を守るため、青木容疑者はいやいや家を継いだのでは。
大規模な農園を経営し、ジェラート屋などにも参入していたそうなので、引け目を感じることはなかったかもしれませんが、東京に出て行って、人生を謳歌する同級生達に負い目を感じることもあったでしょうね。
しかも田舎は村社会。相互監視社会です。積年の鬱憤が一気に爆発してしまったという感じでしょうか。
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