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【あらすじ解説】小学生の頃に国語の教科書で読んだ物語ランキング【ごんぎつね、西風号の遭難】

 ごんぎつねが話題になっていて、小学生の頃に読んだ国語の教科書の物語が懐かしく感じた自分です。

 タイトルとともにおぼろげながらにストーリーを思い出すのだけど、何だったっけな?ってなるんですよね。むず痒い感じがしてしまうので調べてすっきりします。

 1980年代後半から1990年代前半に小学生だった人向けになってしまいますが、そうでなくても楽しめるはず。

 

 

 

第10位 スイミー

 泳ぐのが早かったスイミー。一匹だけ黒い色をした小さな魚。海の中で仲間と暮らしていたが、ある日、仲間がみんな食べられてしまう。

 残ったのはスイミーだけ。ある日、スイミーは岩陰にたくさんの仲間たちを見つけた。仲間たちは大きな魚が怖くて岩陰から出て自由に泳ぐことができない。

 うんと考えて、スイミーは「みんなで一緒に泳ぎ、大きな魚のふりをして泳ぐ」ことを提案する。

 そして真っ黒いスイミーは「ぼくが目になろう。」と。

 やがて小さな魚たちは大きな魚のふりをして泳げるようになり、ついに大きな魚を追い出した。

 

第9位 野ばら

 昔、隣り合う二つの国がありました。大きな国は老人の、少し小さな国は青年の兵士が山奥の国境を定めた石碑を守っておりました。
訪れる人もなくうららかで平和な春の日は長く、境界線の辺りに生い茂る野ばらは美しい花を咲かせておりました。二人はいつの間にか打ち解け合うようになっていました。そして二人はとてもいい人でした。 
 寒かった冬が過ぎて春になった頃、二つの国は戦争を始めてしまいました。自分の首を取って手柄にするように言う老人を残して、青年は北の戦地に向かいました。一人残った老人は、青年を案じて毎日を送りました。 
 そんなある日老人は小さな国が負けて、その国に兵士が皆殺しにされたことを知りました。青年を心配しながら眠った老人は、青年の夢を見ました。青年は野ばらの花の匂いをかいで、静かに通り過ぎて行きました。まもなく野ばらも枯れてしまいました。
 やがて老人も家族の元に帰っていきました。

 

第8位 とびこめ

 世界一周旅行の帰りの船の甲板が舞台での出来事。一匹の大サルが、調子にのって、船長の息子の帽子を引ったくり船のマストの上まで逃げます。

 人々がどっと笑うと、更にサルは少年をからかう仕草を始めます。水夫たちまで笑い始めて、少年は怒り、上着を脱ぎ捨て、マストに飛びつき、サルをおいかけます。

 サルは、さらに上の方へ登って逃げます。少年は、すっかり怒ってしまい、夢中になって追いかけます。

 サルは、帆下駄の端までいき、帽子をそこにひっかけると、てっぺんまで登っていってしまった。

 マストから帆下駄の端までは二メートルもあり、マストから手をはなさなければ届かない距離です。夢中になっていた少年は、マストから手を離し、立ち上がります。

 その様子で、今迄笑っていた人々も、おそろしくて、声も出ません。一歩でも足を踏み外すしたら、少年は甲板に落ちて、粉々です。

 はらはらして人々が見守る中、船長が出てきて、手には、カモメを撃つ為の鉄砲を持っています。

 船長は、マストの上の我が子を見つけるやいなや

「飛び込め。飛び込まないと撃つぞ!!」

 と叫ぶのです。

「飛び込め。うつぞ。一、二・・・」

 三の声を聞く前に、少年はまっさかさまに飛びおり、海に落ちました。同時に水夫が海に飛び込み、少年は助け上げられます。

 しばらくして、少年が息を吹き返すと、船長は、「うわっ」と大きな声でわめいた。

 そして、泣いているところを見られないために、自分の船室にかけこんで行きます。

 

第7位 ごんぎつね

 物語は村の茂平からの伝聞という形式で語られています。

 両親のいない小狐のごんは村へ出てきては悪戯ばかりして村人を困らせていました。ある日ごんは兵十(ひょうじゅう)が川で魚を捕っているのを見つけ、兵十が捕ったびくを倒して、ウナギを逃がしてしまうという悪戯をしてしまいました。
それから十日ほど後、兵十の母親の葬列を見たごんは、あのとき逃がしたウナギは兵十が病気の母親のために用意していたものだと悟り、後悔します。

 母を失った兵十に同情したごんは、ウナギを逃がした償いのつもりで、鰯を盗んで兵十の家に投げ込むも、翌日に鰯屋に泥棒と間違われて兵十が殴られていた事を知り、ごんは反省します。
 それからごんは自分の力で償いをはじめるようになります。しかし、兵十は毎日届けられる栗や松茸の意味が判らず、知り合いの加助の助言で神様のおかげだと思い込んでいました。それを聞いてごんは割に合わないと思いながらも毎日届け物を続けていました。

 その翌日、ごんが家に忍び込んだ気配に気づいた兵十は、また悪戯に来たのだと思い戸口を出ようとするごんを火縄銃で撃ってしまうのです。兵十がごんに駆け寄ると土間に、栗が固めて置いてあったのが目に留まり、はじめて、栗や松茸がごんの侘びだったことに気づきます。

「ごん、おまえだったのか。いつも、栗をくれたのは。」

と問いかける兵十に、ごんは目を閉じたままうなずきます。兵十の手から火縄銃が落ち、筒口から青い煙が出ているところで物語は終わっています。

 

第6位 手ぶくろを買いに

 きつねの親子が住む山に、今年もさむいさむい冬がやって来ました。

 お母さんぎつねは、つめたい子ぎつねの手を温める手ぶくろを買ってあげようと考えます。

 しかし、お母さんぎつねは、町で怖い思いをしたことを思い出し、足を進めることができません。

 仕方なく、子ぎつねの片方の手を人間の子どもの手に変え、1人で買い物に行かせることを決心します。

「人間に怪しまれないように、お店では必ず人間の方の手を出すように」

 そう教えられていたはずの子ぎつねは、細く開いたお店の扉の間から、間違ってきつねの手を差し出してしまうのでした…。

 帽子屋さんのおじさんは、キツネが手ぶくろを買いに来たと気付きながらも、何事もなかったかのように小さな手ぶくろを売ってくれます。

 帰り道、温かそうに光る窓の向こうに、人間の親子の声を聞く子ぎつね。たちまちお母さんが恋しくなり、お家への帰り道を急ぎます。

 無事に戻ってきた子ぎつねに、ほっと胸をなでおろすお母さんぎつね。

「ほんとうに、人間はいいものかしら」

 そう、何度も自分に問いかけるお母さんぎつねのそばで、大きな冒険を終えた子ぎつねは、嬉しそうに手ぶくろを抱きしめるのでした。

 

第5位 スーホーの白い馬

 モンゴルの草原に、スーホという貧しいながらも心優しい少年が住んでいました。
 ある日、スーホは倒れてもがいていた白い子馬を拾い、その子馬を大事に育てました。スーホと白馬は朝起きてから、夜眠るまで何をするにもいつも一緒でした。

 月日が経ち、子馬だった白馬は立派な大人の馬に成長しました。そんなある日、モンゴルの殿が娘の結婚相手を探すための競馬大会が開かれることになり、スーホも白馬とともに大会に参加しました。
 スーホの白馬にかなう馬はおらず、スーホは見事優勝したのです。
 しかし、殿は貧しいスーホと娘を結婚させず、スーホに銀貨を渡し、その美しい白馬を奪い取りました。

 白馬を奪われたスーホは毎日白馬のことを思い出しては悲しみに暮れていました。
 風が家の戸を鳴らすと、白馬が帰ってきたと思い、表に飛び出して探し回るほどでした。その頃殿は、奪った白馬を自慢しようと客人を集めていましたが、白馬もスーホに会あいたいという思いから殿を振り落とし、逃げ出しました。
 逃げ出した白馬めがけて家来たちが弓矢を撃ったため、白馬の体には何本もの弓矢が射られた状態でスーホの家まで帰ってきました。
 スーホに抱きしめられながら、白馬は死んでしまいました。
 ある晩スーホの夢に白馬が現れ、自分の遺骨を使って楽器を作るように言い、そうすればいつまでもスーホのそばにいられると言い残しました。
 スーホは言われた通りに残された白馬の体を使って馬頭琴という楽器を作りました。

 

第4位 ちいちゃんのかげおくり

 物語の舞台は大東亜戦争末期の日本。ちいちゃんの家族は父、母、お兄ちゃんの4人家族だった。しかし戦況が悪化し、お父さんが徴兵される事に。出征前日、家族で先祖の墓参りへ向かった。その帰り道、透き通るくらい真っ青な空を見上げたお父さんがこう呟いた。

「かげおくりが出来そうな空だなあ」

 興味を持ったちいちゃんとお兄ちゃんに、お父さんはかげおくりのやり方を教えた。自分の影を見つめながら10を数え、10秒経ったら空を見やる。すると自分の影が青空に浮いて見えるという遊びだった。お父さんが子供の頃によく遊んだという。お母さんの提案で、家族全員手を繋いでかげおくりをした。四つの白い影が、すうっと青空に浮かんだ。まるで記念撮影であるかのように、四人とも並んで。

 そして翌日、お父さんは武運長久のたすきをかけて見送られながら列車に乗った。残されたちいちゃんとお兄ちゃんは一緒にかげおくりをして遊んだ。しかし戦況が更に悪化し、空にはB-29やP-51が出現するように。もはや空は危険な場所になっていた。ちいちゃんが住む町にも爆弾が落とされるようになった。夏の夜、空襲警報のサイレンでちいちゃんたちは目を覚ます。お母さんに急かされ、家の外へと飛び出す。その頃には既に町は真っ赤に燃え上がっていた。ちいちゃんとお兄ちゃんはお母さんに手を引かれて逃げ惑う。大勢の人に揉まれているうちに、ちいちゃんはお母さんとはぐれてしまう。知らないおじさんが「お母ちゃんは後から来るよ!」と言って、ちいちゃんを抱いて橋の下まで運んでくれた。だがお母さんの姿は無かった。

 夜が明けると、町は変わり果てた姿になっていた。ちいちゃんは自宅の焼け跡に佇んでいた。はすむかいのおばちゃんが彼女を見つけ、一緒に来るよう促してくれたが、お母さんとお兄ちゃんが家に帰ってくると信じて待ち続けた。防空壕に残っていた非常食を食べ、待つ日々。心身ともに疲れ果てたちいちゃんは、ふと空を見上げる。家族と一緒にやったかげおくりを思い出し、かすれた声で10を数える。空を見上げると、くっきりと四つの白い影が浮かんだ。ちいちゃんの体がすうっと浮かび、青空へと吸い込まれていく。気が付くと、空色の花畑が広がっていた。

 「ああ、あたし、お腹が空いたから軽くなって浮いたのね」

 すると、向こうからお父さんとお母さんとお兄ちゃんが笑いながら歩いてくるのが見えた。ようやく家族を見つけ、ちいちゃんは走り出していった――。

 

第3位 大造じいさんとガン

 猪狩りに参加した私は、猟師たちから栗野岳に住む大造じいさんという72歳の猟師を紹介される。大造じいさんを訪ねた私は昔話を聞くうちに、50年前に起きたガンの頭領「残雪」(ざんせつ)との知恵比べの話に引き込まれていく。
 じいさんは、栗野岳の麓の沼地を狩場としてガンを撃っていたが、翼に白い混じり毛を持つ「残雪」がガンの群れを率いるようになって、一羽の獲物も仕留められなくなっていた。そこで、タニシをつけたウナギ釣り針を杭につないだ罠を仕掛けることにした。初日に1羽を生け捕りにしたものの、翌日はすべてのタニシを取られた罠が残っているのみだった。丸呑みを禁じ、引き抜いて食べるように残雪が指導したものと判断した大造じいさんは感嘆の唸りを上げる。
 翌年の狩に備え、大造じいさんは夏から俵1杯のタニシをかき集め、餌場近くに小屋を立てた。餌場にタニシをばら撒き、降り立った群れを小屋から狙い撃ちにする算段だった、小屋を不審に思ったか、餌場を代えて寄り付こうともしなかった。大造じいさんは憎悪を覚える。
 3年目の対決に備え、大造じいさんは初年に捕らえたガンを囮にし、残雪の群れを誘導できるよう調教した。囮ガンは大造じいさんの肩に乗り、口笛の指示に従うところまで慣れた。決行の朝、大造じいさんが囮ガンを飛ばす直前、ハヤブサの奇襲を察した残雪の群れは一斉に飛び立った。飛び遅れた囮ガンにハヤブサが襲い掛かる中、残雪が割り込み、ハヤブサと交戦する。射止める絶好の機会を目の当たりにしながらも、大造じいさんは何故か一度向けた銃口を下ろす。墜落し、なおも地上で格闘する2羽を追って大造じいさんは飛び出す。逃げ出したハヤブサと対照的に、血まみれのまま大造じいさんを睨み据える残雪に威厳を感じる。
 大造じいさんの手当てを受け、傷が癒えた残雪を放鳥する。飛び立つ残雪を「ガンの英雄」と称えつつ、大造じいさんはこれまでの卑怯な頭脳戦を悔い改め、正々堂々の真っ向勝負を誓いつつ、残雪が飛び去るまで見送った。

 

第2位 やまなし

 5月、蟹の兄弟は、「クラムボンが笑ってたよ」「クラムボンはわらったよ」「クラムボンはかぷかぷわらったよ」「クラムボンは跳ねて笑ったよ」「クラムボンはかぷかぷわらったよ」と話しています。

 2匹が天井をを眺めていると、とつぜん泡が立って鉄砲玉のようなものが水中に飛び込んできました。次の瞬間、魚は跡形もなく消えてしまいました。2匹は恐怖のあまり、ぶるぶる震えます。

 父親に聞くと、「そいつはかわせみって言うんだ」と言いました。すると、上流から話白樺の白い花びらが流れてきて、川底の砂の上に影を落としました。

 12月、蟹の兄弟は大きくなりました。川底はとても静かで、遠くから水面が波立つ音が聞こえます。いつものように兄弟が泡の大きさを比べ合っていると、突然トブンと黒いものが水中に飛び込んできました。

 兄弟は「かわせみだ」と怖がりますが、父親は「やまなしだ」と言います。やまなしはいい匂いをふりまいて流れ、木に引っかかって止まりました。

「2日くらい経つと、やまなしは落ちてきて美味しい酒ができる」と父親は言います。そして、父親に導かれるままに、兄弟は家に帰るのでした。

 

第1位 西風号のそう難

 話はどうしてこんな高い所にと思えるような崖の上に横たわる小さなヨットの残骸を、主人公が見つけるところから始まります。

 不思議がる主人公に、近くにいた老人が風変わりな話をしてくれます。ずいぶん昔、村にヨットの操縦がうまい少年がいた。「西風号」という自分のヨットを持っていて、どんな天候の時でも海に出ていけると自信満々だった。

 ある日、嵐がくるというのに少年は自分の腕を自慢したくて海へ出た。そしてヨットは転覆した。見知らぬ島の浜辺に打ち上げられて助かった少年は、そこで異様な光景を目にする。ヨットが波間ではなく空中高く浮かんでいたのだ。少年は島の波止場で出会った船乗りに、ヨットの浮かせ方をどうしても教えて欲しいと頼んだ。

 満月の夜、なんとかヨットを宙に浮かせる方法を学んだ少年は、自分の「西風号」を浮かせて村へ戻ろうとした。

 

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