アメリカ大統領選挙の混乱は記憶に新しいですが、世界は次の段階に向かって歩みを進めているようです。
世界の指導者が集う世界経済フォーラムのダボス会議。今年のテーマは「グレート・リセット」です。
「グレート・リセット」のポイントを簡単に書くと
・気候変動や格差の拡大により世界は危機的状況にあった
・デジタル・トランスフォーメーションが社会経済を一変させる可能性がある
・以上を背景に、資本主義社会の行き過ぎに歯止めをかけ、持続可能な世界をつくる
ということ。世界経済フォーラムのテーマになるということは、この先数十年間の方向性が決められると考えてよいかもしれません。
そして、これには裏があると考える人々もいます。
経済成長を求めなければ、世界の中産階級は没落します。(ベーシックインカムの議論がここで出てきます)格差は逆に固定化するかもしれません。
自由が制限されても持続可能な社会を求めるのか、あくまで自由を求めるのか。
私は「持続可能性」という定義そのものがあいまいなので、結局世界は資本の論理によって治まるだろうと考えます。
賛成・反対両者の意見に耳を傾けてください。