中国国営メディア「環球時報」が、デフォルト懸念のある中国不動産開発企業、中国恒大集団について、「大きすぎてつぶせない企業」ではないと言及しています。
同社は23日に2022年3月償還債の利払い(8350万ドル)、29日に24年3月償還債の利払い(4750万ドル)を行う必要があるそうですが、30日以内に利払いができなければ、デフォルト(債務不履行)となります。
もう4年ほど前ですが、中国で働いていた友人が、「マンションが建ちまくっているけどほとんど誰も住んでない、不動産バブルは必ずはじける」って言ってたのを思い出しました。
政府による救済がなされない場合、ハードランディングということになるのでしょうか。泥沼に落ちる企業の債務免除なんて、政府による救済が無ければだれもやらないのでは。
しかし、規制強化によりバブルがはじけるというのは、日本がたどった道と同じですね。不動産取引の総量規制だったでしょうか、日本のバブルは規制強化によってはじけました。
中共が世界経済に配慮することなんてないでしょうし、これは本当に第2のリーマンショックが来るかもしれません。
世の中は自民党総裁選に夢中ですが、世界同時不況が見えてきている中、モリカケとかサクラとか言ってないで、経済政策をどうするのかという点もしっかり見定めて総裁を選ぶ必要がありそうです。