経済制裁がかえってロシアの儲けを増やす結果に。背景には、世界が脱炭素化を進めた結果、化石エネルギーへの投資が減り、それが逆にロシアに利益となる構図があるのでは。どうにかならんの。
◎ニュース記事
◎ニュースのポイント
ウクライナへの侵攻開始以降、ロシアが化石燃料の輸出で、13兆円の利益を得たという調査結果を北欧の環境団体が明らかにした。
フィンランドの環境団体が13日に公表した調査結果によりますと、ウクライナ侵攻が始まってからの100日間で、ロシアからの化石燃料の輸出総額は13兆円余りに上るという。
ロシアへの経済制裁などにより輸出量は減ったものの、化石燃料の価格高騰が影響し十分な利益を得たと分析。
ロシアからの平均輸出価格も、去年に比べて、約60%高騰。
主な輸出先は、中国、ドイツ、イタリアで特にインドでは、ロシアからの原油が精製された後、欧米へと再輸出されていて、「抜け穴」になっていると指摘。
◇脱炭素化と経済制裁でボロ儲けのロシア
世界が化石エネルギーへの投資を減らす中、バックアップに必要な化石エネルギーの価格が高騰。
そこにロシアへの経済制裁が加わり、化石エネルギーの価格はさらに高騰する結果となっています。
バカですね。トランプは警告していましたが、こうなることを政治家は予見できないのでしょうか。