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就職氷河期世代の憂鬱 中国で行方不明になったK君の話 4

 

小、中、高、大と同じ学校に通った親友のK君が、中国で行方不明になりました。

中華系企業で働いていたはずのK君ですが、2020年末頃から音信不通となっています。

どこかで元気でやってると信じながら、K君の数奇な人生について書き留めておきたいと思い記事を書きます。

 

前回の記事

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2000年代初頭、僕は就職に失敗します。大学4年生だった当時、日本は不景気のドン底でした。その1年前のゼミの飲み会で、先輩が200社回って内定ゼロなんて言っていたのを聞いて、この人は頭が相当悪いんだろうと思っていたのですが、1年目の就職活動ではあえなく敗退となりました。

 

前にも書きましたが、当時は「新卒でなければ人ではない」というような風潮があり、何のスキルもないただの凡人が、大企業に中途で採用されるなんてことは考えられない時代でした。

 

K君も大学4年生となり就職活動を始めましたが、当然苦戦します。K君は成功したいと強く願っていたため、精力的に就職活動をしているようでした。

そんなある日、K君のおじさんが就職の世話をしてくれるという話がありました。

 

そのおじさんは、K君の家系の中で唯一といっていいくらいの成功者であり、有名国公立大学を出たあと、それなりの企業の取締役になっていました。紹介しようとしてくれたのは、外資系製薬会社でした。日本法人の営業部長くらいにならなれるだろうとK君に言ったそうですが、K君はここで悩みました。それで本当に成功と言えるのかどうかと。

 

大学生の青臭い理想論とか情熱というものが、いかに現実的でないかは、社会人になって2年もすれば分かりますが、大学生である本人は気付く由もなく、K君は「成功」にこだわることで、おじさんの紹介を断ってしまいます。

 

そして、K君は当時もてはやされていたベンチャー企業を志向するようになり、雑誌で社長が登場したこともある不動産投資の企業に内定をもらうのでした。不動産の証券化が始まったりしていて、結構イケイケの業界でした。

 

今はインターネットに情報があふれているため就職活動も容易でしょうが、当時はまだ情報も無い中で就職活動していました。もっとネットが発達していたらと悔やまれます。

 

K君の転落はここから始まります。

 

~つづく~

 

 

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