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就職氷河期世代の憂鬱 中国で行方不明になったK君の話 9

小、中、高、大と同じ学校に通った親友のK君が、中国で行方不明になりました。

中華系企業で働いていたはずのK君ですが、2020年末頃から音信不通となっています。

どこかで元気でやってると信じながら、K君の数奇な人生について書き留めておきたいと思い記事を書きます。

 

◎前回の記事

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K君の母親の足の具合は予想より悪く、K君は3か月ほど地元に帰省したまま母親の看病をしていました。母親を温泉に連れて行くなどして足が良くなるよう精一杯の親孝行をしていたようです。僕は休日になると必ずK君を誘って地元で遊んでいました。

 

何回も二人で話しましたが、K君は地元に定住するつもりは全くないようで、再び東京へ帰る機会を伺っていました。近所の家に菓子折りを持って挨拶に行っても怪訝な顔をされるとK君が嘆くのを見て、僕は地元に居たくなくなるのも無理はないなと引き留めるのを諦めました。相当根に持っていたと思います。

 

しばしの休息期間もすぐに終わり、K君は母親のために介護ヘルパーを頼み、再び東京に帰っていきました。この時K君は「なんとかなりそうだ」と言っていたので、就職のあてがあったようです。

 

僕が次にK君に会ったのは、それから数か月が経っていたと思います。東京出張のついでにK君を呼び出し、僕等は東京駅で飲みました。もちろん僕のおごりで。

K君はFXや株を扱う会社に就職したようでした。金融業界なんでしょうけど、会社名などを詳しくは教えてくれないのでよく分かりません。マンションで他の社員と共同生活していると言っていたので、おそらくまともな会社でなかったと思います。お客から金を預かって運用していると言っていましたが、合法のものであったかさえ分かりません。

 

ただ、K君は結構成績がよく、会社の稼ぎ頭だと言い、キャバクラに頻繁に通っていると言っていました。僕は前の失敗を繰り返さないようにと何度も忠告しましたが、内心K君の話を聞いて安心しました。ちゃんと生活基盤が出来ているように見えたからです。

 

K君は悪運が強いというか、バイタリティーがあるというか。ホームレスになりながらも這い上がってきたことに、僕は親友として非常に頼もしいと思う気持ちがあり、いつか二人で大きなことをしたいと考えていました。こんな破天荒な人間は、なかなか居ませんから、何でもできるんじゃないかと思えたのです。

それから2年ほどして、K君はその会社を退職し、中国資本の企業に転職することになります。

 

K君は「チャンスが巡ってきた」と言いました。おそらくヘッドハンティングか何かされたのでしょう。K君の言葉から推察すると、中国の企業が日本に進出するに当たって社員を募集したのをきっかけに、社員として採用されたという感じです。まあ、このことも詳しくは教えてくれませんでした。

 

K君はその中華系企業で、結構出世することとなります。人生なんて何が起きるか分かりません。

 

~つづく~

 

 

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