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賃上げだけか?岸田首相が「新しい資本主義」の具体策を公開

中身がよく分からないことで評判の「新しい資本主義」ですが、ついに岸田首相が具体策を開示したそうです。でもやっぱり中身は無いような、って感じですね!

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◎ニュース記事

bunshun.jp

◎ニュースのポイント

 岸田首相は「文藝春秋」に「私が目指す新しい資本主義のグランドデザイン」を緊急寄稿、ビジョンの具体策を初めて公開。

 新自由主義は世界の主流となり、世界経済の成長の原動力となったが、資本主義のグローバル化が進むに伴い、格差や貧困が拡大し、自然に負荷をかけ過ぎたことで気候変動問題が深刻化した。
 権威主義的国家を中心とする国家資本主義とも呼べる経済体制が勢いを増している。国家資本主義によって勢いを増す権威主義的体制からの挑戦に対し、我々は、自ら資本主義をバージョンアップすることで対応するしかない。

 賃上げも、『コスト』ではなく、未来への『投資』である。低下傾向にある賃上げの水準を、一気に反転させ、新しい資本主義の時代にふさわしい、賃上げが実現することを期待したい。

 優れた人材が生み出すイノベーションによって社会の課題を解決して、人への投資に見合った利益を実現する。きちんと賃金を支払うことは、企業の持続的な価値創造を行うことになるので、これは明らかに投資であり、成長戦略である。

 分配政策による人への投資こそが成長戦略でもあることを指摘しておきたい。新しい資本主義の時代は、費用としての人件費から、資産としての人的投資に変わる時代である。

 二酸化炭素の削減目標の実現にあたっては、再生可能エネルギーの一本足打法というのは現実的ではない。原子力、水素などあらゆる選択肢を追求する。

 

◎国家資本主義って何?

 国家社会主義というのは聞いたことがあっても、国家資本主義ってあまり聞いたことがないです。

 これは権威主義(中央集権的で政治的権力が特定の指導者に集中する)的な資本主義国家ということになるのでしょうが、見ようによってはアメリカのような先進国でも同じ部類になるかもしれません。

 これと戦うためには市場任せにせずに「新しい資本主義」にバージョンアップするしかないということですが、ロジックがよく分かりませんね。よくこれで寄稿できたもんです。

 そもそも、中国と対峙するための考え方だなんて、言ってましたっけ?

 

◎結局賃上げしかないのかよ

 岸田首相の寄稿によると、「新しい資本主義」の具体策は、賃金を上げてほしいと要請することくらいでしょうか。

 「賃金はコストではなく投資」であると言っていますが、雇用の流合化を進めた結果終身雇用が崩れているにも関わらず解雇が難しいという現状において、この発想は正しいのでしょうか?これも真意がよく分かりません。スキルのある人材の賃金は高くして、何にもできないホワイトカラーの賃金は圧倒的に低くするということを言いたい訳でもないでしょうし。

 ただただ賃金を上げれば消費が増えて経済成長すると思っているのでしょう。おそらく消費は増えませんが。

 デフレマインドが染みついた日本人の消費を増やすためには、新しいライフスタイルの出現か、中長期的に経済成長するという安心感が必要だと思います。

 

◎「再エネ一本足打法は現実的ではない」というのはそのとおり

 岸田首相の寄稿の中でまともそうな部分は再エネ一本足打法の否定と原子力の活用でしょう。原子力の活用によってエネルギーコストを下げ、企業活動を促進するというのは理解できます。

 ただ、高効率石炭火力の技術はどうするのでしょうか?捨てるつもりでしょうかね。これもきっと今後大きな課題になると思います。

 自分の都合のよいように基準をつくりかえるヨーロッパの遊びにまともに付き合ってはいけません。主要なベースロード電源として石炭火力の可能性についても研究を進めるべきではないでしょうか。

 

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